ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」が22日、東京・豊洲のIHIステージアラウンド東京で初日の幕を開けた。1957年にブロードウェーで初演されて以来、世界中で愛される不朽の名作。360度客席が回転する劇場では世界初上演となる。

　観劇に訪れた著名人を対象にしたレッドカーペットセレモニーでは、61年に初映画化された同作でプエルトリコ系の不良グループのリーダー・ベルナルド役を演じた米俳優ジョージ・チャキリス(84)と74年の劇団四季版舞台で同じ役に挑戦した市村正親(70)が対面を果たした。
　銀幕の大スターに握手を求めた市村は
「Miracle time!」(軌跡の瞬間だ)
と大興奮しながら
「We are brothers!」(僕たちは兄弟だ)と取材陣にアピール。
「僕はチャキリスと会っただけで大感動。
僕も45年前にベルナルドをやらせていただきました。
もう出るのは嫌ですが、見るのはいい。
大変期待しています」と熱く語った。

チャキリスも
「今回初日に来られてこの公演を見られてラッキーです。
作品を通して、市村さんをはじめ、多くの人に出会えて、
良い運に恵まれてきました。ありがたいです」とニッコリ笑った。